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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
≪キューバ音楽に合わせて感じるままに踊る≫
最近は映画専門誌を読むわけでもなく、映画の情報と言えばテレビ、雑誌、ネットで得るのですが、そんなに詳しく内容を読まないものでタイトルだけで観たい、とか観たくないとか思ってしまう事も多々あります。タイトルをパッと見でそうだと思い込んでしまう事って私にはよくある事なんですが、この映画もそうでした。ずうっと『ダンシング・バナナ』だと思い込んでたのです。『ダンシング・バナナ』なんてどうせふざけた、かなりふざけた内容にしか思えなくて見向きもしなかったのですが・・・ 1958年父親の転勤でアメリカからキューバのハバナにやって来た女子高校生のケイティ。真面目で妹からはガリ勉だと言われる彼女は、キューバの夏を楽しむ他のアメリカ人学生達とはしっくりと来ていなかった。ある日彼女はキューバ音楽に身を任せリズミカルに踊る地元の人々を見て衝撃を受ける。「こんなダンスは初めて!」その中にケイティの住まいである高級ホテルのウェイターをしているハビエルの姿があった。彼らはダンスを通して段々距離を縮めていくが。 『ダーティーダンシング』の続編と言うことですが、これは舞台がキューバ、しかも1958年のキューバ革命の直前です。もっとキューバという国を掘り下げて描いていれば中身の濃い作品になっていたかもしれませんが、そのあたりがちょっと物足りないです。 主役の青年ディエゴは少し童顔なのでセクシーなダンスがちょっと不似合いな感じもします。上手いのですけどね。よく観ていたら彼は『ターミナル』に出ていましたが、あの時はヒゲのせいかもっと年上に感じました。でも今後魅力的な俳優になるような気配はあります。 逆に主演女優の方はきっと若いのでしょうけどディエゴに比べて老けてる。彼女もダンスは上手かったですが、なんか魅力に欠けました。これからの人なんでしょうね。 ストーリーは全く普通ですが音楽とダンスはとっても素晴らしいです。キューバンミュージックって本当にステキ! この作品の振り付け師でもあるジョアン・ジャンセンの経験を基にした映画だそうです。 住まいが高級ホテルって、当時のアメリカ企業贅沢でしたね。 『ダーティ・ダンシング』で主演を務めたパトリック・スウェイジが、ダンスのインストラクターとして出て、相変わらずセクシーなダンスを披露してくれたのは嬉しかったですね。 DIRTY DANCING : HAVANA NIGHTS 2004年 監督:ガイ・ファーランド 脚本:ボアズ・イェーキン、ヴィクトリア・アーチ 原案/振り付け:ジョアン・ジャンセン 出演:ディエゴ・ルナ、ロモーラ・ガライ、セーラ・ウォード、パトリック・スウェイジ、ミカ・ブーレム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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